古本屋で「死刑囚042」の1、2巻を見つけて、思わず購入。
決して好みの絵でもなく、パラパラと読んでもそれほど引かれるものも無かったにもかかわらず、気づいたときにはレジで会計を済ませていた。
以前はよく経験した「本に呼ばれる」感じをひさびさに体験。傑作の予感[:ダッシュ:]。(昔同様の状況で杉浦日向子さんの「ゑひもせす」をコンビニで衝動買い。ギャンブルはさっぱりだが、こういうカンは鋭い。)
書評とかうわさとか何の予備知識もなかったが、その分予断が入らず、純粋に物語を楽しめた。読み始めたら案の定止まらなくなり、すぐに続きも購入し、全5巻をあっという間に読了。
忘れられないシーンや心に染みるセリフに溢れた、とてもいい話でした。何度も[:しくしく:]。作者本人も言っているように、これはファンタジーとして読むのが正解なのでしょうね。
人と人との関係性をエピソードの積み重ねで深めていくのがとてもうまくて、読み始めのあたりでは死刑囚に感情移入なんてできるのかと(ちょっと)思ったけど、最終巻なんて、どっぷり浸かってしまった。
ちょっと忘れられない作品になりそう。
それにしても、こんな漫画家がいたなんて!
勉強不足過ぎるぞ 、俺!
作者の小手川ゆあさんのホームページ「極楽刑務所」は
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