THE 有頂天ホテルを観てきた。
これぞ映画という感じだった。台詞にも出てくる昔の名作が語源となっているいわゆる「グランドホテル形式」のストーリー。
限られた時間の中で多くの登場人物が複雑に絡み合った物語を織りなす。
「新選組!」の時にも感じたが、三谷さんは登場人物への愛情が深い。どんな端役にも手を抜かない。
ましてや今回のキャストは豪華だ。みんな活き活きと演じているのが感じられたし、観ているこちらも楽しめた。
中だるみも無くて、2時間以上の上映時間がホントに短く感じられた。
観客は平日にもかかわらず結構入っていたし、20代やそれ以下の若者が多かった。
決して派手ではないこういう映画がヒットするなんて、まだまだ日本も捨てたものではない。
劇中で大事な場面で使われていた挿入歌の「天国うまれ」という歌。甲本ヒロトの作詞作曲とのこと。
一度聞くと耳に残るとてもいい歌だった。ファンとしては、歌を聞いた時点で甲本さん作と気付きたかったぁ。残念。CDとか出ないのかな。
やっぱ、映画っていいなぁ。