オンラインで様々なことができるようになっている。
たとえば、Googleのサービスのひとつである「Googleドキュメント」は、ワープロ、表計算、プレゼンテーションの機能が提供されており、オンラインでの編集が可能だ。
最近では、他のユーザとのコラボな作業も可能となっている。
編集しながらチャットをしたり、表計算では相手のセルの位置がリアルタイムで表示されるなどするわけで、スタンドアロンでしか動か(け)ないExcelなど、いってみれば存在価値がどんどん落ちているのではないか。
常にネットワークに接続している現在のパソコンにとって、オンラインサービスはすでになくてはならない存在といえる。
そのトップを独走しているのはもちろんGoogleだろうと思う。大容量を引っさげて劇的な登場をした「Gmail」や使い勝手の良さが群を抜く「Googleカレンダー」を軸にして広がっているGoogleのサービス。これからもこの分野を牽引していくのは間違いないだろう。
しかし、他の企業も手をこまねいているばかりではないようだ。Googleを追い越すのは(すぐには)無理だろうが、その牙城を(すこしでも)突き崩そうとしているサービスが徐々に出てきているのだ。
日本語化を精力的に進めている「Zoho」もそんなサービスのひとつだ。
その大きな特徴は提供するサービスの幅の広さだ。
ワープロや表計算くらいならありふれていて驚きもしないが、データベース、ToDo管理、人事管理、プロジェクト管理、WikiにCRMなどなど多くのサービスを提供している。
そのどれもが無料で使用することができる。契約によっては有料となるものもあるが、個人で使う分には無料の範囲で十分使える。
中でも面白い機能が、データベースを利用したアプリケーションの構築だ。プログラムレスでデータベースアプリケーションを構築することが可能なのだ。
機能紹介のビデオも公開されている。いかんせん英語なので細かくは分からないが、雰囲気は感じることができる。
どこまで複雑な処理ができるのか、データ連携はどうなるのか、画面遷移はどう管理するのかなど、詳細はわからないが、なかなか楽しめそうだ。
Google App Engine も興味ある技術であるし、他にもオンラインサービスでは気になるものがある。
各社ともここらあたりに金脈ありと感じているためか、最近特にこういったサービスが増えているようだ。
まあ、使う方として気になるのは、そのサービスが使い続けられるかということだ。
その点Googleは安定している分安心感はあるわけだ。
とはいえ、一社集中は別な意味で不安である。リスク分散として他のサービスをいろいろ試していこうと思っており、
Zohoあたりから始めてみるつもりだ。